トランポ術の活用

トランポ…パートナー

 『トランポ』 (※トランスポーターの略語)ってご存知ですか❓…目的地までバイクを積んで移動することです‼️。

 これにより、到着地から多様な移動オプションが可能になります 😀。

 

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 今回、四国山地を縦走するに当たり、登山計画を練っている時にある問題に…阿讃山脈縦走路と比べて登山口間の距離(縦走距離)が…長い⁉️。

 阿讃山脈縦走の時には、随所に峠道があるため、登山口⇛縦走⇛元の登山口にリターンする…次の区間は反対側の登山口⇛縦走⇛元の登山口へリターンを繰り返しながら繋いで行けた。

 ところが、四国山地では、場所によってはかなりのロングトレイルを強いられる。また、藪漕ぎなど時間を要する区間も覚悟しなければならないので、今までのやり方(ピストン山行)では、どうしても繋がらないのだ。

 しかも、単独行にて走破したいので、登山口と下山口に2台の車をデポしてなどということが出来ない。また、公共の交通機関なるものは、ほぼないのだ。

 

 ❝👀 さて、どうしたものか⁉️ 👀❞

 

 ・・・縦走を始めるかなり前(14~15前)に、70才を超えてからたった一人で日本アルプスを縦断した方のコラムを読んだことがあります。

 若い時に比べて体力は落ち、無理のきかない状況で、縦走をいかに効率的に挑戦するのか…このために考案したのが、ワゴン車にミニバイクを積んで山に向かうという方法であったというのを思い出した。

 たしか、計画した下山口にミニバイクをデポする。

 そこから登山口に向かい、その日は車中泊…翌朝から登山を開始し、下山口からミニバイクで登山口に戻るものであった。

 これは使える…ということで、ミニバイクのトランポ&デポの術を研究し、剣山から石鎚山への縦走から取り入れることにした。

 

 

・・・パートナー 💞 の選定・・・

 

 縦走登山を補助してくれるパートナーを…ご紹介します❣️

エブリイ 🚐 君 & ジャイロ 🛵 君です 🤣・・・

 

👏👏 👏👏 👏👏 👏👏・・・・・・・

 

 

 

 

❑トランポに使用するミニバイクを選ぶにあたって・・・

 『なぜ三輪バイクにしたの❓』…ラダーが3本も必要なのに・・・と思われる方もおられるかもしれません。

 実は、トランポの方法について、ネットで検索していると…どうやら、一番難しいのはバイクの固定方法だということが分かりました。特に、移動中にバイクが車内で倒れ、窓ガラスが割れたりするトラブルが多いらしい…⁉️

 ・・・であるならば、林道、特に舗装されていないダート道が多い山道では、熟達者でも難しいのでは…早くも、壁にぶつかってしまった 😞…2か月近くも悩むことに… 💭

 そんな折に、お年寄りの方がゲートボールに介護用の電動三輪で通っているのを見ていてひらめいた💡・・・三輪バイクにすれば、積載時の安定感もあるし、倒れないのではないか…と ❗。当然ながら、固定方法も簡易固定で行けるのではないか‼️ ・・・これだァ~ 🤩

 と、いうことで三輪バイクを探すも、いろいろな車種があるわけでもなく、ホンダのジャイロ🛵一択しかなかったので…こちらを速攻購入した。

 

❑バイクを搭載する車選び・・・

 これも悩んだ・・・探せば探すほど…いいものがほしくなってしまい(バイクと違い選択肢が多い)なかなか決まらない。

 そこで、縦走登山の原点に返り整理してみることに・・・💬

  • 仕事の都合上、週末登山のデイハイクが基本で、年間に多くても50~60回の山行なので、新車はいらないのでは⁉️。また、林道では枝や藪、石ころでこすったりして傷だらけになるし…ソロ登山なので、誰かを乗せるわけでもないので、中古(バイクも)で十分…ということで中古を探すことに ❗

  • 林道を多々走行しなければならないのだが、とにかく道幅が狭い所が多い…やはり軽か・・・あくまで山用…税金や維持費等考えれば…やっぱり軽四。ジャイロ 🛵 を乗せることが大前提なので車高を考慮すれば、軽のハイルーフ車か…❗

  • 悪路での走行を考慮し、できれば四駆のミッション車…車載と車中泊のことも考えると、睡眠不足では山行に支障が出る。つまり、フルフラットが絶対条件…バイクを固定するためのフックも必要…冬季は縦走しないので四駆は我慢するとして…となれば商用車だ ❗

と、いうことで中古の軽四ハイルーフ商用車タイプ(ミッション)に決めた。

 

 中古車販売店を何件も巡っていると、たまたまクリーニング店が配達用に使用していたスズキのエブリイ 🚐 を見つけた。この車、ハンガーを大量に掛けれるように、天井全体にしっかりとしたパイプが取り付けられていた。これだと、上方での固定もバッチリだ。当然、車中泊の折には着替えや、ランタンも吊り下げられる。理想の車を発見 🤩…ということで即決購入した。

 

・・・トランポを活用開始・・・

 

 トランポパートナー達が届き、早速事前に購入しておいたラダーを使用し積み込んでみた。ところが積み下ろしの際にラダーが一本外れ、危うくバイクを落としそうになってしまう 😨。

 また、積載した状態で近くの林道を走行してみると、三輪なので倒れることは無かったものの、ハンドルは左右に振れまくり、車内ではあるが、バイクの位置が相当ズレているではないか・・・これでは安心して山に行けない⁉️

 

 

 ・・・ということで、自信が持てるまで練習することに…何十回もやった。また、様々な登山口まで行き(山には登らず)繰り返し練習することおおよそ一ヶ月‼️(この間にも3回ほど落ちかけた 😨)積み下ろしと固定技術や方法を試行錯誤しながら磨きに磨いた…結果、彼らは信頼できる仕えるパートナーとなった 😘。いまでは、なくてはならない存在(パートナー)となったのだ。

 

・・・活用の実践・・・

 

 ジャイロ 🛵 を積込み、自宅を出て目的地の下山口へ向かいます。到着後ジャイロ 🛵 を降ろします。雨露除けのシートをかぶせて、ジャイロ 🛵 を待機させ、エブリイ 🚐 にて登山口に移動します。

 

 

 

 登山口に到着…ジャイロ 🛵 を降ろした後は、車中泊 🎪 用のベッドルームに‼️。睡眠不足にならないよう、オーダーメイドで制作してもらった、高反発マットレスとシェラフで熟睡します💤

 

 

 

 翌朝…縦走登山を開始‼️ ➡ 縦走を終えて下山‼️…下山口に待機させていたジャイロ 🛵 と登山口に…移動し、ジャイロ 🛵 を積込み帰宅します❣️

 

 

 

 この記事は、剣~石鎚縦走の75%を終えた時点で書いていますが、トランポを活用することで、時間の余裕が生まれ、縦走に限らず…以前では考えられないようなロングトレイルが可能になったり…無理かと思われたコースの攻略が出来るようになりました。おかげで、剣山~石鎚山縦走も順調にクリアできています 😀

 予想以上の効果もあり、例えば、連泊縦走が容易になりました。初日は上述通りですが、下山後ジャイロ 🛵 で登山口に移動しそのまま待機させ、エブリイ 🚐 にて翌日の登山口に移動し車中泊、翌朝登山を開始すれば連続縦走が容易にできます。しかも、その間帰宅する時間や朝の移動時間が必要ないので、単日で繰り返すより、より長い距離が稼げるのです。

 また、縦走ではない時も、エブリイ 🚐 をベースキャンプとして活用すれば近隣の山々を数カ所、一気に攻略できます。合わせて、車中泊自体をも楽しめるようになりました。

 

車中泊に関しては別途記事にて紹介いたします