阿讃山脈縦走記録①
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〖縦走データー〗
❑ 縦走計画:余木崎🚶♂️⇒ 大谷山🚶♂️⇒ 金見山🚶♂️⇒ 曼陀峠
❑ 所要日数:3日〖Day-11、12、25〗
❑ 主要名山:大谷山〖507m〗、金見山〖595m〗
❑ 踏破距離:約11㎞
香川県と愛媛県の県境付近にある❝道の駅とよはま❞に車を停め、海岸沿いに余木崎に向かう。ここが、阿讃山脈縦走路;西の起点となる。ここからスタートだ❣️
余木崎を出発し、余木崎神社を右手に進むと再び国道11号線に戻る。道の駅方向に少し戻ると、縦走路の登山口がある。小さな表示があるだけで、明確な看板等はでていないので見逃さないように…目印としては山に食い込むような立地の墓地があり、その一角から登り始める。
・急登 ➕ 猪の恐怖と闘いながら・
【余木崎から大谷山へ】
巻き道もあるのだが、できる限り県境沿(県境=阿讃山脈の尾根)に近い道を選ぶ❗ 登り始めてすぐに藪漕ぎ状態に…この藪は…とんでもなく獣臭が強い…特に猪の糞の臭いが⁉
『後に危険遭遇を何度もすることに…』
動物除けの鈴と笛を鳴らしながら進む。藪を抜けるとすぐに大きな沼田場があり(画像)、今し方までうろついていたような痕跡が…😨 先へ急ぐことに。
猪の住み家?を抜けると、松林の急登となる。ここを登りきると、いよいよ阿讃山脈の稜線に入る。
大谷山までは、のこぎり状にピークが繰り返し続く...大小8つのピークがあるが、どれもその前後はそこそこの急登となる。
最初の松林の急登と合わせて9カ所の難所を攻略しなければならない…この急登の間、ストックは、ほぼ不要です…ロープ場や木々をつかみながら登らなければならないため…特に最後の大谷山直下の急登(画像)は、おおよそ標高差110メートルもあるため、非常にきつい!
そのうえに…この間に2度も猪と遭遇😨 しかも、縦走路の真ん中にも数カ所の沼田場(画像)が…この区間の猪密度はかなり濃いみたいだ ⁉
最後の山頂直下の急登をクリアすると、大谷山山頂(画像)となる。
木々の合間から、瀬戸内海や川之江市(画像)などが見渡せる。東側の斜面からは、目指す次のピーク、金見山の周辺と縦走路がみえ、ターゲットをロックオン❗
・巨大な松ぼっくりに砲撃されながら・
いのししの影に五感が敏感になっている…そこに『ガサ…ボタ…ガサガサ』と頻繁に、あちらこちらから物音が…ついには頭にごつんと衝撃が 😨…一瞬何が起こったのかと思いきや、15㎝以上はあろうかという松ぼっくりが…先ほどからの物音は巨大な松ぼっくり落下によるものでした。
丁度、秋終盤に差し掛かるころで、風もそこそこあるので次から次へと落下してきていました。この周辺は、どうも巨大な松ぼっくりエリアみたいだ!
そういえば、娘が保育園に努めており、松ぼっくりがあれば拾ってきてと言われていたのを思い出したので、帰路にゴミ袋を取り出し50~60個程持ち帰ることに…重さ自体は大したことないのだが、とにかく大きな松ぼっくりなので、まるでサンタクロース状態に…(笑笑)
そういえば、下山後に駐車していた道の駅とよはまで、この松ぼっくりを譲ってほしいという方から何人も声をかけられ、中には500円でという方もあらわれた❗(これって、もしかしたら商売になるかも…???)。とりあえず10人ほどに無料でさしあげました(笑)
・・・藪漕ぎに苦戦しながら・・・
【唐谷峠から金見山へ】
大谷山を後に、一旦唐谷峠(画像)に下る。
そこからは金見山を目指し登りに…この間夏場は比較的整備されているのだが、11月頃にはブッシュが伸び放題となり(画像)藪漕ぎ必至状態となる。
登山道的には整備跡が確認できるので迷うことは無いものの、腰より高い雑草で足元は見えず、足に絡まりかなり手強い。
ブッシュ帯を抜けると、金見山(画像)に到着。
山頂での展望は無いが、山頂手前の斜面からは、観音寺市(画像)や川之江市(画像)が見渡せる。
また、振り返ると大谷山や、それに続く縦走路(画像)が目視できた。
今日は、雲空。時間が経つにつれ雲が厚くなってきた・・・この後、予感的中🎯
【金見山から曼陀峠へ】
ここからは、小さなアップダウンはあるが、比較的歩きやすい尾根道が続く(画像)。
途中、伐採により開けた場所に出ると、正面に雲辺寺山(画像)が見えてきた。目的地の曼陀峠まで後1時間位のといったところだろうか⁉️
・・・突然の霧にて雲中闊歩に・・・
本日は、雲が多めだが雨は降らないとの予報だったのに❗…ところが、急に谷間から雲が湧いてきたかと思うと、あっという間に真っ白に‼
おまけに小雨が降りだし、雲中歩きに…幸い路はしっかりと明瞭な為、進むことに問題はなさそうなので、そのまま縦走を続けることに…。
やはり、山の天気はいつ急変することやら…雨具は常に準備しているので問題なく進めたのですが、山中の霧の中はある意味幻想的ではあるけど、不安も高くなります。
この辺りに、四国では2ヵ所しかない3県分岐点あるのですが、縦走路から少し外れたところにあり、しかも踏跡道が不明瞭な藪漕ぎとなるため、今回はあきらめることにしました…残念😩
霧のない天気の良い日に再度チャレンジしようと思う。
目的地の曼陀峠が近づいてきた。峠までは緩やかな下り坂が続く…この間は、❝四国の道❞とも重なる為、木段等比較的整備されているため楽に下れました。