阿讃山脈縦走 file №7. 大瀧山~大相山~中尾峠へ

阿讃山脈縦走記録⑦

🎥

縦走データー

❑ 縦走計画:大瀧山🚶‍♂️⇒ 大相山🚶‍♂️‍⇒金毘羅神社登山口🚶‍♂️⇒中尾峠

❑ 所要日数:3日〖Day-16、24,28〗

❑ 主要名山:大相山〖778.7m〗

❑ 踏破距離:約17㎞

 

 

 大相山を越えて、国道193号線に出ると、中尾峠までは車道歩きとなる区間である。阿讃山脈縦走路で唯一途切れるのだが、四国霊場第最後の八十八番札所:大窪寺や、それにつながる、四国の道を歩くことになる。

 

【大瀧山から大相山へ】

 大瀧山の西照神社駐車場脇の縦走路よりスタート ‼️

 大相山までは、多少のアップダウンはあるものの、概ね歩きやすい路【画像】が続く。

 

 

 途中の稜線で、大きな『さるのこしかけ』【画像】を見かけました。

 山中を歩いていると、結構見かけるのですが、今回の阿讃山脈縦走路では、一番大きなものでした。

 

 

 大相山の山頂【画像】は、縦走路から北側に少し外れたところにあります。ここも展望はほぼなく、雑木と藪に囲まれています。

 とりあえず、ここで休憩することに…と、足元に2mくらいの黒いヘビ🐍が…追いやっていると…今度は後ろ側から1m位の茶色いヘビ🐍が現れた。この辺りは、どうもヘビの繁殖域らしい。

 とりあえず、水分補給だけして、193号線に向けて下ることにした。ただ、この後もヘビとの遭遇が・・・😥

 

・・・香川では珍しい🌿🌿の路・・・

 

【大相山から金毘羅神社登山口迄】

 大相山山頂より縦走路に戻り、そこからは国道193号線までは下りとなる。

 少し下ると笹に覆われた尾根道【画像】がしばらく続く❕。

 四国山地と言えば笹原とブナの自然林というイメージが強いのだが、1000m以下の低山ばかりの香川県では、ほぼ見られない。ところが、唯一ここだけは笹の稜線を歩くことができるのだ。残念ながら距離は短めですが…😘

 笹の尾根を越えると、ロープ場の急坂【画像】が3箇所ほど続く。

 

 この後、立て続けに恐怖体験をすることに…ギャーッ😱

 

 

・・・危険生物と次々遭遇・・・

 

【マムシ編】

 急坂を下り終えると、緩やかな下りとなる。国道193号線が木々の間から見え隠れする。・・・と、足元でザザザザザza…と何かが這うよう音がした。

 長年、山歩きをしていると、音である程度の判断が出来るようになる

📍ガサゴソ‥ガサゴソ‥ は狸又は4足の動物🦡

📍ザッ(トン)‥ザッ(トン)‥ザッ(トン)‥ は野ウサギ又は鹿🐇

📍ガサガサガサ はトカゲ🦎

📍ザザザザ‥ザザザザ はヘビ🐍である。

ちなみに高速でのザザザザザザザ~は落石である。

 

 ・・・ということで、音からしてヘビ🐍がいると思い足元に目をやると、きれいな甕甲柄の太と短い奴が…そう、マムシです(さぬきの方言でハミともいう)。

 しかも、S字の攻撃態勢を取っているではありませんか⁉。チョットばかし…踏んじゃったかな😰。ストックの先に引っかけて、藪にポイして先に進む。

 

 ところが、そこからおおよそ100mも歩いていないのに、またしてもザザザザザza…と山際の斜面から…またもやマムシ🐍だ…ただ、今度は私から遠ざかろうとしていたので、そのままにして進むことに。

 

 後から来る人の為に駆除しておいた方がよかったかなぁ~と思いながら歩いていると…バザァ…と、いきなり目の前に黒い影が飛び出してきた😱

 

【イノシシ編】

 イノシシです。しかもデカい‼ 体調1,5m×体高1,2~3m位には見えた。しかも雄の成獣だろう…黒光りしている。

 双方の距離は、おおよそ3~4m程。人生最短距離での遭遇だ⁉️

 多分3~4秒位のにらめっこだったのだが、10秒以上に感じられた。こっちに突っ込んでくれば死ぬかも?…と思った瞬間、ヴィヒと威嚇した後、山側に足って行った・・・ビビった😨・・・2匹目のマムシに出合って、僅か数十秒後のことです。

 物音には常に気を付けているのですが、今回は近づいて来る音や気配は全くしなかったので、縦走路の脇で昼寝でもしていたのでしょうか?

 もしくは、イノシシはマムシが好物で好んで食べるというようなことを、何かで読んだ記憶があります。お食事中だったのかもしれません。

 

 いずれにせよ、阿讃山脈の縦走を始めて依頼、一番の危険な時間となりました。…ということで、無事に国道193号線脇にある金毘羅神社の登山口に下山する事が出来ました。

 

⚠注意〖ここを登山される方は十分に気を付けてくださいませ〗注意⚠

 

 

・・・車道歩き・・・

 

【金毘羅神社登山口から中尾峠へ】

 金毘羅神社登山口から中尾峠までは、明確な縦走路が整備されていないため車道歩きとなる。

 藪漕ぎ覚悟で県境を強行突破しようかと思い、近くの田んぼにいたおじさんに、ダメもとで聞いてみた。

 まず、縦走する路らしきものはないとのことである。さらに、この区間は民有林が大半なので、見つかると叱られるかも・・・とのことでした。

 直縦走はあきらめることに。振り返ると、先ほど降りてきた大相山が見えた❕

 

 そこで、当初の予定通り車道を歩きに…ただし、GPSナビ🛰で県境に最も近い道路を選んで中尾峠まで…四国霊場第最後の八十八番札所:大窪寺につながる四国の道が部分的にあるので、それも利用しつつ峠にむかうことにした。

 

 

中尾峠に到着