剣~石鎚縦走 file №11. 玉取山~兵庫山へ

剣山から石鎚山へ〖Day-11〗

🎥露岩の尾根

縦走データー

❑ 縦走実施:2023.4.27

❑ 縦走計画:白髪トンネル南登山口🚶‍♂️➠猿田峠🚶‍♂️➠玉取山🚶‍♂️➠兵庫山🚶‍♂️➠大登岐山登山口

❑ 主要名山:玉取山〖1330m〗、兵庫山〖1303.2m〗

❑ 踏破距離:約7㎞(アプローチ登山除く)

 

 

 

 今回の区間は、いわゆるメジャーな山はないのですが、玉取山から兵庫山までの尾根は…剣山から石鎚山迄の縦走路では

『難易度MAX ‼️』クラス

ではないかと思います。実際、剣山からスタートし、現在おおよそ143㎞…残すは石鎚山のみとなった時点で、この記事を書いていますが…この区間が最大の難所🥵でした。

 

 私の場合、ほぼ登山計画通りの時間で完結できるのですが、今日は2時間半ほど遅れての下山となりました。

 

 

【玉取山へ…】

 全体的なコースとしては、ブナの自然林【画像】を進んでいきます。

 

 

 

 

西に四国アルプスと呼ばれる山々【画像】、

 

 

 

 

東に白髪山【画像】、

 

 

 

 

振り返ると佐々蓮尾山【画像】を眺めながら進んでいく感じとなります。

 

 

比較的歩きやすく、順調に距離を稼いでいきます。

 

 

・・・岩尾根の攻略に四苦八苦・・・

 

 

 玉取山を過ぎると、その様相も一変❗…中小のピークが小刻みに続き、縦走路も不明瞭な所が多くなります。幾度となくGPS🛰とニラメッコ。注意しているにもかかわらず…5回程コースアウトしてしまいました…😓。

 

さらに、両側が断崖のやせ尾根といわれる稜線が続き【画像】、

 

 

 

 

頻繁に狭い岩場【画像】を攻略しながら進まなければなりません。

 

 

 

 

極めつけは、玉取山と兵庫山の丁度中間位にある突き出た…この間最大のピーク【画像】です。木々で覆われているものの…切り立った岩山です。

 

 

 

 画像の山容の通り360度が崖で、ここをクリアするのに相当な時間を取られてしまいました。

岩のトンネル【画像】あり、

 

 

 

 

回廊【画像】あり、

 

 

 

 

滑り落ちそうな斜面の大岩【画像】ありと…縦走路も一旦、戻ったり、急降下あり、巻き路あり、岩登りありと…慣れてないと到底無理💦だと思われるような箇所(ロープやハシゴは一切ありません)の連続です。

 

 

 

 何度かルートを見失い、立ち往生することも…行きつく先は必ず崖😨…後戻りしては、ルートを探す…を繰り返しながら少しずつ進んでいきます・・・まるで、崖に作られた迷路のような感覚です。

 

 ほぼ垂直に近い斜面では…GPS🛰は機能しません。また、訪れる人も少ないのか…いまひとつルートがハッキリしません。目印のテープも…劣化し、脱落したり、枯れた木や枝の影響でとんでもない場所に移動していたりします。

 

 

 

 途中・・何度となく…この岩場を本当に抜けられるのかと…不安に襲われました…😟・・・が、四苦八苦しながらも…また、時間を要したものの…何とかクリアすることができました。

 

『この岩尾根に、はじめてルートを刻んだ方には感服いたします…😂』

 

振り返れば…また来いよと言わんばかりに…雄々しい山容が【画像】

 

・・・必ずや再訪したい名もなき山の一つとなりました…😊。

 

 

・・・風の道⁉️・・・

 

【兵庫山へ…】

 兵庫山の北東側に、東西の小ピークを結ぶUの字状に窪んだ稜線があります。

ここの南斜面のみ白骨樹の草原が広がっています【画像】

 

 

 

しかも、尾根に近い白骨木が全て北向きに倒れているではないか【画像】。 

 

 

 

 この様相からすると…間違いなく・・❝風の通り抜ける道❞・・だと確信しました。

 

 本日は快晴☼

 兵庫山が近づいてきました。ブナの稜線【画像】を登りきると兵庫山山頂【画像】です。Instagramのフォロワーの方からの情報で、ここに…某山岳部OB会の…剣~石鎚走破記念板があると教えていただきました。【画像】では、白い板にしか写っていないのですが…確かにありました。

 

 この記念板をみて…改めて本縦走の結願を誓い😤…大登岐山登山に下山しました。

 

 

 

次回、登岐山から黒岩山を目指します