阿讃山脈縦走記録③
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縦走データー
❑ 縦走計画:六地蔵越(六地蔵峠)🚶♂️⇒ 中蓮寺峰🚶♂️⇒ 若狭峰🚶♂️⇒ 猪鼻峠🚶♂️⇒ 箸蔵街道🚶♂️⇒箸蔵街道登山口
❑ 所要日数:3日〖Day-5、15、19〗
❑ 主要名山:中蓮寺山〖755.9m〗、若狭峰〖786.8m〗
❑ 踏破距離:約10㎞
今回の縦走は、讃岐と阿波の交易を結ぶ峠道の名残が随所に残る縦走路となる。この区間では、あちらこちらにお地蔵様や祠、丁石や道しるべ 等の旧跡がみられる所が多く、比較的整備されているので歩きやすいコースだ…。昔の人々が往来したであろう痕跡を感じながらの縦走を楽しもう…👍
【六地蔵峠から中蓮寺峰・若狭峰へ】
ということで…六地蔵峠からの縦走を開始。急な登りをしばらく進むと稜線に歩きに…両脇の藪の中で何かしらの気配がする。すると、縦走路の真ん中に猪🐗の沼田場が ‼️ …しかも今しがたまで泥浴びしていたようで、水は濁り、周りにも飛び散っています。姿は見えないのですが、ブヒィ,ブヒィと息遣いが聞こえてきます。❝早くどけよ❞と言っているような気がしてなりません。
どうにも😰…危険かな⁉️
沼田場を急ぎ離れ、中蓮寺峰を目指して歩を進める。しばらくすると、今度はエンジン音のようなものが聞こえてきた…段々と近づいてくる。こんな山の中でと思っていると、いきなり目の前に、オフロードバイクが飛び出してきた…😨。危うくぶつかりそうになり肝を冷やす。何事もなかったように、走り去っていったが、全くもって迷惑行為である😡。
そういえば、登山口にバイクの乗り入れ禁止🚫と大きく看板が出ていたことを思い出した。マナーは守ってほしいと思う。
タイヤ痕で轍が出来るほど傷ついた登山道をみると、とても悲しい気持ちになる🤢。
そうこうしているうちに、中蓮寺峰の山頂【画像】に着いた。
山頂付近はよく整備されており、あずまやとベンチ等が設置されている【画像】。
展望所からは、さぬき平野の展望もよく、山麓の景色【画像】を見ながら休憩。
ここは、香川三豊から徳島三次へ抜ける道と交差しており、古くから讃岐と阿波の交易の道として使用されていたみたいだ。展望所には、『中蓮寺越えの道』としての案内板【画像5】が立てられている。
また、2体の祠が【画像】祀られており、その歴史を感じることができる。
その祠の少し上に回り込んだところに、三角点【画像】があった。
丁度丁度紅葉🍂シーズン。やまが紅葉【画像】で🍁染まりはじめていました。
中蓮寺峰を後に若狭峰へと向かう。この間は稜線に林道が重なっている為、しばし林道歩きとなる。
この林道が、猪鼻方面に下りだす辺りを少し登ったところが若狭峰山頂だ。分かりづらいため、GPSナビ🛰があればいいだろう。
【若狭峰から箸蔵街道へ】
若狭峰から猪鼻峠までは、植樹林【画像】と稜線【画像】を下る快適な縦走となる。
途中、数体のお地蔵様【画像】があり、昔から使用されていた道の一つであろうと想像しながら進んでいく。
現在は、トンネルが整備されて、この道(旧道)を利用する方はほぼいないと思うが…猪鼻峠【画像】に到着。
・・・箸蔵街道・・・
猪鼻峠からは急な登り道となるが、四国のみちと重なっている為、整備されている‼️【画像】
ここを登り切り、稜線にでると『箸蔵街道』【画像】だ。
阿讃山脈縦走路とも重なっている為、途中までは並走となる。ここからは古道・旧跡⛩も楽しみながら進んでいきたい。
箸蔵街道とは…金刀比羅さんと箸蔵寺を結ぶ旧街道で、路沿いには石仏や丁石が残り、その歴史を感じられる。
❍いぼ地蔵
石仏峠に向かうと、すぐに見えてくるのが『いぼ地蔵』【画像】…案内板によると、元々は二軒茶屋の氏神であったが、お参りするとイボが直ったらしい【画像】。
イボは無いが、縦走の安全祈願をすることに…(^^♪
❍二軒茶屋
案内板【画像】によると、ここにはもともと二軒の宿があり、宿泊と茶の接待をしていたことで『二軒茶屋』という…とある。
茶屋以外にも、古い廃屋跡【画像】が数か所見られ、ここが頻繁に往来されていたのであろう…と想像できる。
❍峠の石地蔵狸
峠の西側の小さな丘の上に石仏がひっそりと鎮座している【画像】。
この石仏には、昔話のような謂れがあり(よくある狸に化かされたお話し)、『峠の石地蔵狸』との掛版【画像】がある。
❍石仏峠
ここで縦走路と箸蔵街道が分かれる【画像】。ここに案内板と六十五の丁石【画像】がある。
❍丁石
丁石とは…約109mごとに置かれた目印の石のことである。箸蔵街道入り口には百丁石の石柱があり、箸蔵時まで百丁、つまり約十一キロと示されている。
❍薬師さん
石仏峠を少し下った所に、薬師さんと呼ばれる薬師如来像が祀られた露石【画像】があります。
その由来や伝承についてはわからないみたいですが、江戸時代のものだということです。
今日は、この箸蔵街道を下り讃岐財田にある登山口に下山することにしました。猪鼻峠からは、四国の道とも重なるため、路自体は整備されており、難易度的には難しくないコースでした。