剣~石鎚縦走 file №6. 京柱峠~三方山~大歩危峡へ

剣石鎚縦走記録〖Day-6〗

🎥三方山の縦走路

 

縦走データー

❑ 縦走実施:2022.12.3

❑ 縦走計画:京柱峠🚶‍♂️⇒ 京柱山🚶‍♂️⇒ 広瀬山🚶‍♂️‍⇒ 三方山🚶‍♂️‍⇒ 土佐岩原駅登山口

❑ 主要名山:三方山〖1303.3m〗

❑ 踏破距離:約11㎞(アプローチ登山除く)

 

 

 

 この区間、いわゆるメジャーな山がないため、縦走目的以外の登山者はいないだろうと予想はしていたのだけれど・・・

 ◍ 凡そ6割の区間で踏跡は見られず😓

 ◍ 約半分の区間で目印の赤いテープが欠落しており😟

 ◍ 藪漕ぎ、及び、雑木林抜け区間も数か所…中には背丈の1.5倍ほどのブッシュのところも😭

 ◍ 積雪が所どころに残り、京柱峠から三方山までは強風に加えて…霧の中😨

・・・と厳しい条件下の縦走となりました。もちろん、誰一人としてお会いすることない、独占単独行となりました。

 

 

・・・難渋悪条件での縦走・・・

 

 

 様々な悪条件が重なる中、今日を逃せば…多分雪の影響が日増しに強くなるだろうということで…考えられる装備をリュックに押し込め…決行することにした。

 ところが・・・前述した悪条件に加え、GPSが稼働しない…もしくは電波を拾っても、10~20m位ズレている場所まで現れました😰・・・この後10回前後コースアウトすることに⁉️

 

 『不安度…40%、残り60%はワクワクしている…もう一人の自分がいる』

 

 私は、普段から登山道のない山のピークを目指したり、路があっても直登したり、縦走時にはショートカットしたりと、自由な山歩きも楽しんでいます。また、山菜取りなどは、いい素材を求めて、人が入らないような山深くに、あえて入っていきます。

 このようなことから道無き山や、藪漕ぎにはあまり抵抗がない方だと思っています。気象条件を除けば今回の縦走も問題ないと判断しました。

 また、もしもの場合を考慮して、周辺の地形や、エスケープ下山可能な位置などを確認し、近くの道路、または林道に向かえるとの判断で実施することにしましたので、決して無理な強行ではない…ということをお伝えしておきます😊

 

 

・・・雲中登山・・・

 

 

【京柱峠から三方山へ】

 京柱峠から北側の道路を少し下れば電関管理塔がる。この脇から登山道に入る。しばらく林の中を進むと急に開けた茅原にでた。雲が低く垂れこめていて、目指す京柱山は…雲の中に隠れている。

 

 

 

 この茅原の南端の稜線付近に縦走路があるらしいのだが、全く確認できない…GPS🛰と地図を頼りに京柱山のピーク方向に、茅をかき分けながら登っていく。茅に木々が混じる山頂らしきところに着いたが…明確な表示もないため、GPSにてピークらしきところを確認しOK 👍とする。

 

 

 ここから、三方山へ向かう稜線がみつからない👀❕

 

 天気が良ければ、稜線が見えるはずなのだが雲の中…おまけにGPS🛰が20mほどズレたり、機能停止したりと…位置が定まらない。3回ほど行ったり来たりを繰り返し、4度目にやっと境界杭を見つけた😲。しばらく、この杭を辿りながら進む…GPS🛰が復旧したころには広瀬山手前付近でした。

 京柱山から三方山までは雲中闊歩となりました。途中、林道に数回合流しましたが、昨夜降ったのか積雪が残っています。

 

 

 

 三方山に到着。本来晴れていれば高知市や太平洋が望めるはずなのですが、画像のとおり、霧に包まれています。

 

 

 

 霧に包まれた木々を見ながら昼食 🍴。食後…大歩危峡に向かいます。

 

 

 

 

・・・藪漕ぎ➕雑木林抜けで🥵・・・

 

 

【三方山から大歩危峡へ】

 三方山からは、標高差約700mを一気に下っていきます。三方山からは快適な稜線がしばらく続きます。この辺りからは、雲をぬけて、晴れ間もちらほらと見えてきました。路も明瞭です。

 

 

 

 しかし、長くは続きません…段々と木々に覆われてきます。やがて、路も不明瞭となり何度もコースアウトしては戻り、確認しては…を繰り返しながら進みます。

 

 途中開けると、大歩危峡が見えた ‼️。

 

 もう少しだ・・・と思いきや、目前に藪が…⁉️

 しかも、この藪は…身長をはるかに超える。エスケープルートがないかと、左右に回り込んでみるが、双方とも…ほぼ崖状態。仕方なく中央突破することに。

 さらには、トゲトゲの草や木が大量に混ざっており、あちこちに刺さって痛い…茅も太く硬い。これほどの藪漕ぎは滅多にお目にかかれない…超手強い藪だ。普通に歩けば10分位の距離だが、抜けるのに…なんと60分もかかってしまった。疲れたぁ~🥵

 

 

・・・正体不明の獣に…❓・・・

 

 

 激藪を抜けると、下山道の路が確認できた。藪抜けの疲れで…ホッとしたのか、最後の最後に違う稜線にコースアウト⁉️。気づいた時にはかなりの急坂を下っており、下方の道路までは、後7~800mだろう…ということで、このまま進むことに。

 

 ただ、急坂が激坂に変わってきた。当然ながら…路はない。木や岩につかまりながら徐々に標高を下げていると、崖の下から茶色い獣が5~6匹駆け上がってくる。

 

 猪か❓、鹿❓…一旦、目の前の大きな岩の塊の向こうに消えた・・・しばし様子見をしていると、岩の上に一匹現れた…なんと、サル🐒だった ‼️。

 しかも、いきなり岩の上に飛び出てきたので…しっかりと目が合ってしまった😨。

 物凄く威嚇してきた…まずい・・・とりあえず直視線を外し…フリーズして待つことに…ほんの数十秒だが、何分にも感じた。

 赤いお尻が見え…事なく立ち去ってくれた。実はサルは大の苦手である。今回のように目が合うと向かってくる。今回の縦走を始めて、初のサルだったので、記念写真を撮りたかったのだが…フリーズしていたので叶わず…残念。

 その後、無事下山。予定の下山口より800m程ズレてしまいました…が…OK👍

 

 

🏁🏁🏁 🏁🏁🏁 🏁🏁🏁 🏁🏁

 

 

 雪の季節が近づいてきました。前半戦の剣山地縦走区間も無事終了しました。今年はここまでとなります。中盤戦は来春…雪解け後を予定しています❣️。

 本日までの踏破距離=49/150㎞(縦走路までのアプローチ登山は除く)

 

 

 

次回…中央トレイルの野鹿池山まで予定です