阿讃山脈縦走記録⑤
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縦走データー
❑ 縦走計画:大川山🚶♂️⇒ 真鈴峠🚶♂️⇒ 二双越(立石峠)🚶♂️⇒ 三頭越(三頭峠)🚶♂️⇒寒風越🚶♂️⇒竜王峠
❑ 所要日数:3日5回〖Day-2、10,14,20、30〗
❑ 主要名山:大川山〖1042.8m〗、三頭山〖734.2m〗、竜王山〖1059.8m〗
❑ 踏破距離:約15㎞
今回の区間は、香川第二の高峰大川山より、最高峰の竜王山を目指しての縦走となる。この間は、徳島と琴平を結ぶ峠越えの路がいくつも存在しており、これらの峠を結ぶトレイルとなる。
【大川神社から真鈴峠へ】
大川神社からスタート❗ この間は林道との並走(部分的に重なっている)になっている所もある。概ね真鈴峠に向けて標高をどんどん下げていく…途中、伐採している所や林道から竜王山方面の山脈【画像】を眺めることができる。
【真鈴峠から二双越(立石峠)へ】
真鈴峠からは、逆に徐々に標高を上げていく。【画像】は峠付近の稜線…や、樹林帯の縦走路【画像】を進んで行く。
途中、山村の生活圏を横切るが、この辺りからは徳島側の景観が望め、剣山地【画像】を横目に二双越(立石峠)方面に歩を進めていく。
ただ、この山村周辺は阿讃山脈の稜線がハッキリしないところが多く、民有地も混ざる為迂回しなければならないところも多い。迷いやすいのでGPSナビ🛰があるといいだろう😀。
やがて、萱が広がる開けたところが見えてきた…ここが二双越の立石峠【画像】となる‼️
・阿讃山脈縦走路中央ゲート⁉️
【二双越(立石峠)から三頭越(三頭峠)へ】
立石峠からは縦走路が明瞭となりしっかりと整備されていた。
しばらく植林帯を進んで行くと、ゲートのような倒木【画像】がありました。縦走路整備のため、中央部が切られていましたが弧を描くような枝には、手が加えられたような跡は見られません。
何よりも、この辺りは阿讃山脈縦走路を、東西のどちらからきても、ほぼ中間点に位置します。さらに、今回の縦走区間、大川山と竜王山の中間点でもあります。
偶然なのか、意図的な物かはわかりませんが、ここを整備された方の遊び心というか、センスなのでしょうか❓
縦走路を整備されている方々に感謝しつつ…『阿讃山脈縦走路中央ゲート』…と、勝手に呼ぶことにしました。縦走路の、撮影スポットになるのでは…と、妄想しながら・・・笑笑
・・・金毘羅さんへの古道・・・
【三頭越(三頭峠)から三頭山に寄道】
三頭越(三頭峠)に到着。この峠は・・・案内板【画像右】より抜粋
『古来、阿波から讃岐の金毘羅さんへの道として有名であり、また、讃岐から多くの米が「借耕牛」によって阿波に運ばれた道もこの三頭越えであった。峠には鳥居があり、その左右に猿田彦大神、天細女命の陰陽一対の石像が旅の安全を祈るように立てられている。峠から南へ約1500mのところに(三頭神社⛩)【画像左】があり、金毘羅の奥の院的存在として参拝されていた』
とのことである。
この峠より、三頭神社方向に下ると三頭山があるので、そこまで散策することに…。
峠からは昔からの古道らしく、何体ものお地蔵様【画像】がみられる。
ここ三頭山【画像】は、吉野川側に突き出たところにあるため、眼下には吉野川が蛇行しながら徳島市の海まで続く景観【画像】がみられるビューポイントでもあり、剣山地の景観が実に素晴らしい。
毎年、晴れれば初日の出🌄【画像】を見に来ている山でもある。
・・・竜王山には二つのピーク❓・・・
【三頭越(三頭峠)から竜王山へ】
絶景を堪能し、三頭峠に引き返す。
ここからは道標の案内板【画像】に従い竜王山を目指す。
急な登り坂を上り切れば913.3mのピークに…ここからは、整備された縦走路【画像】を進む。しばらく進むと、阿波と讃岐を結ぶ峠越えの一つ…寒風峠に着く。
この峠には、ベンチと案内板が設置されているのでわかりやすい。讃岐側からは、平家伝説が残る横畑集落からの道が合流している(案内板より抜粋)。
ここから、しばし登ると竜王1等三角点【画像】があり、少し下れば車道と交わる竜王峠【画像】にでる。
車道を横断し再度縦走路に突入。竜王山に向け歩を進める。竜王山にはいくつものピークがある。その中の二つが、阿波竜王山と讃岐竜王山だ。進行方向の手前にあるのが阿波竜王…その奥にあるのが讃岐竜王だ。今日は阿波竜王までとし下山予定である。
この阿波竜王が竜王山の最高点となり、樹木が生い茂っているが…そこに展望台がある。展望台からは、讃岐平野が一望でき【画像】、西側には大川山、金刀比羅本宮のある大麻山等を展望すること【画像】ができた。