阿讃山脈縦走記録④
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縦走データー
❑ 縦走計画:箸蔵街道🚶♂️⇒ 登尾山🚶♂️⇒ 東山峠🚶♂️⇒ 樫ノ休場🚶♂️⇒中寺廃寺跡🚶♂️⇒大川山
❑ 所要日数:3日5回〖Day-1、6,7,8、17〗
❑ 主要名山:登尾山〖887.3m〗、大川山〖1042.8m〗
❑ 踏破距離:約16㎞
登尾山から大川山の区間は…縦走してる感のある尾根歩きが続く…ロングトレイル向きのコースだ‼️ 北側に讃岐の平野部、南側には阿波の山々が木々の間から見え…心地よい山歩きが楽しめた。
【箸蔵街道から登尾山へ】
箸蔵街道口からスタート❗ 標高をどんどん上げていき石仏峠に到着…左方向に進行…ここからが阿讃山脈縦走路となる。登尾山までは、ところどころ急なアップダウン【画像右】があるが、路は比較的整備されている…。山頂【画像左】は樹木に覆われており、展望は全くない。
【登尾山から東山峠へ】
登尾山からは、植樹帯の杉やヒノキの木々の間に縦走路が走っており【画像1~3】、快適なトレッキングとなる。
阿讃山脈縦走路全体に言えることだが、概ね展望がきかない・・・のだが、この間は木々の合間から北に香川県側、南に徳島側の景色を見ながら歩ける。
ただし、夏場はこの景観も怪しいだろう…⁉️
植樹帯を過ぎると、東山峠に向けて下り坂が続く…一旦この峠で県道とクロスする。ここには、香川三豊から徳島三次へ抜ける道と交差しており、古くから讃岐と阿波の交易の道として使用されていたみたいだ。
【東山峠から中寺廃寺跡へ】
東山峠からは、しばらく登り路が続く。途中、林道に合流する箇所がある…樫ノ休場と呼ばれるところだ…ここは、讃岐と阿波の重要な要路として、古くからの交易の道として使用されていたようだ。
樫ノ休場という地名らしいが、通称二本杉と呼ばれ、その目印となった二本の大杉🌲【画像】がある。
・・🥀多様な植物を堪能しながら🍄・・
二本杉を過ぎると、いよいよ大川山の稜線にはいる。ここからは緩やかな登りがおおよそ3㎞ほど続くのだが、香川県で二番目に高い大川山の周辺には、多様な植物がみられる。
大川山は、今回の縦走に限らず、香川県では何十回と登った山である。今回の縦走は、秋と春に分けて繋いだのだが…春にはギンリョウソウ【画像🥀】があちらこちらで、かわいらしいピンク色に…大きくなると白色になってくる。
今まではあまり気にしてなかった名前だが、ブログで紹介するために、下山後に地元の方にこの写真を見てもらうと…ユウレイソウだという。『幽霊の手みたいだろ』と教えていただいた。後日、SNSで調べてみると、別名ユウレイソウとのこと…どちらの呼び名も間違いではないみたいであった。
秋には、さまざまなキノコ🍄が楽しませてくれる。特に珍しいと思われるのが【画像】の…たまご茸❓だ。
こちらも、最初は何なのか分からなかったので、山友に見てもらうと『これは、たまご茸というキノコの殻が割れたばかりの貴重❓…な瞬間だ』というのですが…たしかに中からゆで卵らしきものも確認できるのだが…どうにも…疑わしい⁈ 他のインスタグラムと比べても、似ているような、違うような・・・❓❓❓
後々ハッキリしたことは、大川山は香川県のたまご茸の植生地であるということだけは、間違いないようだ。
【右画像】も…なんともおいしそうな…まるでチーズケーキ🎂のような見た目と柔らかさ、表面は蜜を塗ったようなテカリが・・・食べられるかどうかは❓全くわかりませんが…計測アプリで測ると27㎝もありました。
ほかにも様々なキノコが見られるので、そういった意味でも楽しませてくれる大川山です。
・・・国指定史跡『中寺廃寺跡』・・・
【中寺廃寺跡】
大川山の西肩の稜線の途中、南に少し下ったところに『中寺廃寺跡』がある。この廃寺跡は、古くは平安時代から栄えた山寺らしく、その痕跡が残っている場所である。
平成20年に国の史跡に指定されている。史跡を巡るコースもあり、トイレや路も整備されており快適なトレッキングが楽しめる ‼️ スポットだ。
この一角に展望台が設けられているのだが、ここからの展望がとにかく素晴らしい【右画像】。
瀬戸内海側に180度の展望が開け…眼下には満濃池や讃岐の平野部から…天候条件さえよければ瀬戸内海が全面に広がり…遠くは中国山地や大山までも展望できる。
振り返れば大川山の山容が綺麗に見える【左画像】。
個人的な見解だが…阿讃山脈沿いから眺める一番のビューポイント🤩だと思っている。
縦走が無理な方でも、山麓の柞野登山口【画像】や江畑登山口【画像】からなら、1時間超位で登れますので是非行ってみて下さい。
お勧めです ‼️
【中寺廃寺跡から大川山へ】
縦走路に戻り東に進むと山頂が見えてきました。ここまではなだらかな尾根道でしたが、山頂直下だけはロープ場もある急登です。これを登りきると、大川神社【画像⛩】の脇に出ます。この、神社の裏側に山頂があります。
大川山には、自然観察道も整備【画像】されています。今回の縦走記録はここまでとなります。